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事業戦略シナリオ|株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ



事業戦略シナリオ|株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ

エネルギー業界のゲームチェンジを見据えた203X年 視覚的戦略シナリオ策定

コーポレートサイトリニューアル


株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ(以下、アイ・グリッド)は、電力供給、エネルギーマネジメント、VPP(バーチャル・パワー・プラント)といった事業を手がけるエネルギーベンチャー。顧客のエネルギーコスト削減を実現するサービスを展開するとともに、分散型電源によるエネルギーネットワークの構築に挑んでいます。エネルギー業界のゲームチェンジを見据えて、203X年のエネルギー産業の未来像を描き、アイ・グリッドの視覚的戦略シナリオを策定。さらに、事業ビジョンや企業としてありたい姿をステークホルダーに発信していくため、コーポレートサイトのリニューアルまで担当しました。


<Background>

ゲームチェンジ前夜のエネルギー業界

エネルギー業界に大きなゲームチェンジが起こると言われています。誰もが電気をつくれるようになり、バリューチェーンが大きく変化する。インフラに過ぎなかった電気がサービス化していく。これまでも時代の変化に応じて新たなビジネスを生み出してきたアイ・グリッド。成長を続けていくためには、このゲームチェンジの先でどんな役割を担い、どんなビジネスを展開していくべきか。改めて203X年に向けた未来像を明確するタイミングにありました。


<Approach>

Phase 1:「これまで」と「未来」を接続する視覚的戦略シナリオの策定

エネルギー産業と自社の未来像を描き戦略シナリオを策定するプロセスを、コアメンバーの参加型プロジェクトとして設計しました。

はじめに、自社のこれまでの振り返りからリソースの分解・整理を行い、アイ・グリッドを形成するコアを言語化してメンバーに共有。外部環境のデスクリサーチをもとに203X年のエネルギー産業を取り巻く社会像を提示し、言語化したコアを「アイ・グリッドらしさ」の判断軸としながら、203X年の未来社会で目指すポジションと実現したい未来像をメンバーで選び取っていきました。

事業をどう進化させ、その過程でどのような社会課題に対応していけば、203X年に「ありたい姿」を実現することができるか。メンバーとのセッションの成果をもとに、現事業から未来像までのロードマップを設計。未来の事業を成立させるビジネスモデルのビジュアル化や、事業の社会背景と利用シーンのシナリオライティングも行いました。

アイデンティティを未来像に接続し、それらの言語化・可視化を行うことで、事業開発の指針となるだけでなく、それを加速するセンスメイキングにも寄与するような戦略シナリオを目指しました。



Phase 2:未来を物語るコーポレートサイトのデザイン

Phase 1で描いた未来の姿を広くステークホルダーに発信していくため、コーポレートサイトのフルリニューアル企画立案・デザインディレクションを担当しました。Phase 1で策定した戦略シナリオを土台に、事業内容やビジョンをステークホルダーに向けた情報として再編。アイ・グリッドのミッションが「New Energy Partner」であることから「パートナー」をテーマとして、パートナー企業や社員への取材を行い、実績紹介や採用インタビューといった「人」にフォーカスしたコンテンツを新設しました。


<株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ コーポレートサイト> サイトはこちら

「New Energy Partner」というアイ・グリッドの企業としてのパーソナリティーを5種類のパートナーのキャラクターで表現。写真家とイラストレーターとのコラボレーションによって新たにビジュアルを制作しました。事業の特徴や未来像はグラフィックを用いてビジュアル化しました。



 

Client:株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ

Sector:エネルギー

Year:2018/2019-20(Phase1/Phase2)


Creative Director:山本 茂貴(デザインエスノグラフィ

Copywriter:及川 結理(デザインエスノグラフィ

Designer:丸山 智也(マルヤマデザイン)

Photographer:松木 宏祐

Illustrator:山本 由実

 

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